++スペイン・ウィーン美術旅行記 2001

飛行機がオーストリア航空となったことから、ウイーン行きが決まった。メインはあくまでスペインだったので、本当のおまけ滞在。でもいつかは行きたいと思っていた街、ウイーン!クリムトは絶対に見ると誓っていたが、調べれば調べるほど、魅力的な街!見たいものはたくさん・・・でも実質2日しかない。その中で3人の共通目的は、グスタフ・クリムト/Gustav Klimt、エゴン・シーレ/Egon Schiele、フンデルトヴァッサー/Hundertwasser、そしてザッハートルテだった。

 ・・ベルデヴェーレ宮殿/Schioss Belvedere

ここは庭を挟んで上宮、下宮が向かいあうように建てられており、上宮が19・20世紀絵画館となっていて、下宮はバロック美術館となっている。ユキたちが見たい作品は上宮にある。クリムト、シーレ、ココシュカなどの分離派の画家たちの作品を多く所蔵している。

ここで見たい絵は、クリムト「接吻/Der Kuss」、シーレ「死と乙女/Der Kuss」だったが、他にも魅力的な作品が多くあり、クリムトの「アダムとイブ/Adam und Eva」もよかった。

 ・・分離派会館/Secession

世紀末建築の代表作と言われるだけあって、すばらしい前衛な建物で、上に黄金のキャベツと呼ばれるドーム状の装飾があって、かなり目立つ。その下には「時代にはその芸術を、芸術にはその自由を」と刻まれている。当時は分離派の画家たちの芸術活動の拠点。現在も前衛な現代美術をあつかっており、行った時もインスタレーションの企画展示が行われていた。ここの地下壁面には、いちばん見たかった(これを見るためにウイーンに来たと言ってもいいくらい!)クリムトの「ベートヴェン・フリーズ/Der Beethovenfries」がある。

 ・・クンストハウスウイーン/Kunsthaus Wien

ウイ−ンを代表する現代建築家フンデルトヴァッサー/Hundertwasser。大阪舞洲のゴミ焼却施設も彼の設計。このクンストハウスウイーンもそうで、内部に彼の美術館がある。自由奔放な色使い、曲線の多い建物。床のうねりよう。トイレまで面白い!そして1階のカフェも植物がいっぱいでいい感じ。さらにウエイターが男前揃い!ゲイリー・オールドマン似の人がいた。そばにフンデルトヴァッサーハウス/Hundertwasser Hausという彼の設計した市営住宅もある。ここは残念ながら外から見るだけ。

ユーゲント・シュティール/Jugendstil

ドイツ語で「青年様式」という意味。19世紀末〜20世紀にウイーン、ミュンヘンで広がった芸術様式。造形美術だけでなく、建築や工芸などあらゆる分野に影響が見られ、華麗な曲線模様を主とした装飾が見られる。伝統的芸術に反発し、新しい芸術を生み出そうとした。同時期にヨーロッパ各地で同じような様式が生まれており、フランスでは「アール・ヌーボー」イギリスでは「モダン ・スタイル」という名で知られる。「分離派」も過去からの分離を宣言している点で同じような精神をもっている。絵画ではクリムト、建築ではオットー・ワーグナーなどが活躍した。

 

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