++スペイン・ウィーン美術旅行記 2001



以前に来た時は、日程の都合上、バルセロナから日帰りでいける違う都市に行くなんて考えは却下しなくていけなかったけど、今回は時間はたっぷり?あるのでダリ美術館!フィゲラスには必ず行かなければ帰れない!ガウディがインスピレ−ションを受けたというモンセラットにも行かねば!

レセップス駅近くのアパートは、ベットが3つ、テーブルといすがあり。コンロとシンク、冷蔵庫あり、洗面台あり。シャワールームもついてたけど壊れていた。トイレとお風呂は共同。1泊3000pts。アパートの大家さんがとてもよくしてくれて、朝にコーヒーを用意してくれたり、洗濯ものを屋上に干してくれたり、出かける時は、リュックは前よ!スリには注意なさい!と助言してくれたり、と本当に至れり尽せりでした。

*バルセロナ、フィゲラス、モンセラットの3都市のことなどでカタルーニャと題しました。


・・ダリ美術館/Teatre-Museu Dali
 
バルセロナから電車で約2時間、ダリが生まれ育ったというフランス国境近くの町フィゲラス。ここにダリ美術館はあります。内乱中に焼失した市民劇場を改装した美術館で、かなり奇抜な外観。建物の上に卵がのってます!壁にはダリの有名な姿、潜水服や頭にフランスパンの像もあります。ここには自らをパラノイアと公言して憚らなかったダリが死ぬまでに制作した作品約1万点のうちの約600点が展示されているそうです。ここはダリの美術館なだけに外観も中身も一風変わった美術館で、美術に興味のない人にも楽しんでもらえると思います。ここには有名な「メイ・ウエストの顔」があります。普通に入るとただの応接間、だけど2階から見ると女優メイ・ウエストの顔。ブロンドの髪がカーテン、鼻はマントルピース、2つの額に飾られた絵は目、唇はソファ!必見です。とにかく楽しめます。私はあまりダリの作品は好きではないけど面白かった!

・・モンセラット/Montserrat 

 

カタルーニャ鉄道で約1時間、モンセラット駅からロープウェイに乗って、この奇岩群の不思議な風景に出会います。モンセラットとは「のこぎりでで挽かれた山」という意味だそうです。この岩山にガウディもインスピレーションを受けてサグラダ・ファミリアを考え付いたとか。11世紀からベネディクト派の修道院が建てられ、マリア信仰の聖地としてカタルーニャの人々の信仰を集めているそうです。そしてこの教会で見るべきはLa Morenetaと呼ばれる黒いマリア像。12世紀にサンタ・コバ洞くつから発見されたこのマリア像は、元々黒かったわけではなく、長年の信者の備える灯明の煤により黒くなったといわれているそうです。
ここはかなりの奇妙な風景ですが、壮快です!標高が1235m。がんばって登りました。日本では見られない景色でした。

・・考古学博物館/Museu D'historia la ciutat
 
15世紀の貴族の館の移築工事の際に地中からローマ時代の城壁が発見され、市が遺跡保存のため、遺跡を守るようにして建物が建てられたそうです。なので、中に入ると地下にローマの遺跡がそのまんまあります。その上に歩けるように通路があって、ちょっと冒険気分の博物館でした。

・・カテドラル/Catedral
 
高さ70mの尖塔がそびえるカテドラルの堂々した姿は今も昔も旧市街のランドマーク。ロマネスク様式のカテドラルの跡に1298年〜1448年かけて建築。ファザードは19〜20世紀につくられたもの。この地方独特のカタルーニャ・ゴシック様式。実際は身廊が側廊よりも高いゴシック様式だけど、身廊と側廊がほぼ等しいロマネクス様式のような作り方をしているそうです。

向いのカタル−ニャ建築教会の建物にはピカソの壁画があり、かなり目立ちます。またカテドラル前の広場では週末にサルダーナという輪になって踊るカタルーニャ人の民俗舞踊が見られます。独立精神に富んだカタルーニャ人の協調精神・友愛のシンボルで民俗団結の象徴として受け継がれている踊りだそうです。単純そうに見えるけど、みんな無表情で正確に踊ってる感じなのでなんだか難しそう。当時は頭の中にサルダーナの曲が鳴りつづけていたけど、もう忘れました・・
 

・・コロンブスの塔/Monument a Colom
 

ランブラス通りの海側に港を見下ろすようにそびえるコロンブスの塔。1888年の万国博覧会の際、カタルーニャとアメリカの交易100周年を記念して造られたもので、現在は市のシンボルタワーとなっています。塔のてっぺんに立つ大航海時代の英雄コロンブスが右手で海を指す姿が象徴的。高さ58m。塔の上部は展望を楽しむことができます。

・・ シウタデリャ公園/Parc de la ciutadella
 

1888年の万博会場となった31Haの公園。世界で1頭しかいない白いゴリラで有名な動物園や近代美術館があります。また公園内の滝の噴水や鉄柵などは学生だったガウディが制作にたずさわったもの。ガウディの作品に対する初の論評として、この公園は優雅で独創的なものと評価されたそうです。

ここの動物園は面白かった。笑えたのは「クジャク」。道を歩いているといきなり遭遇。その後にも園内の広場のベンチにいるのを発見。その後、くじゃくのコーナー(柵)を発見したが1羽もいない。放し飼いしているのか??ライオンなども日本では檻に入っていたり、ガラス越しだったりするけど、堀を挟んだ向こう岸(といってもそんなに遠くない)にいてちょっとした柵があるだけ。なんだかこっちにとびかかってこれるのでは??と思ってしまった。


めちゃオッサン顔の白いゴリラ

・・カタルーニャ音楽堂/Palau de la Musica Catalunya
 
モデルニスモを代表する建築家、 ルイス・ドメネク・イ・モンタネールの代表作。バルセロナ旧市街の狭い路地に、バッハやワーグナー、ベートーヴェンなどの胸像を配したレンガ造りの建物で1908年に造られた。このカタルーニャ音楽堂はドメネクの最高傑作とされ、またモデルニスモ建築の中でも最も美しいと言われているそうです。色とりどりのモザイク、タイルやステンドグラスで飾られた空間は、まるでガラス箱のようです。天女?の楽隊のレリーフも非常に美しいです!
建物の中は予約制で見学ができます。必見です!!!


モデルニスモ/Modernismo

19世紀末から20世紀初頭にかけ、カタルーニャ地方で興った芸術復興運動。時期を同じくして西欧で流行していたのがアール・ヌ−ヴォー。 モデルニスモはカタルーニャ独自のアール・ヌ−ヴォーといえる。モデルニモの建築家として最も有名なのがガウディ。またガウディの好敵手といわれるドメネク・イ・モンタネール。彼の後継者でクワトロガッツなどえお手掛けたプーチ・イ・カダファルク。ガウディの助手として高い評価を得ていたジョルジョールなどがいる。彼等は、斬新な手法をあみ出し、装飾性の高い独創的な建築を発表した。曲線的なデザインや、装飾が多用されたことはアール・ヌーヴォーなど他の国と同じだが、イスラム教の影響を受けたイベリア半島らしく、イスラム美術とゴシック美術の要素を折衷したムデハル様式が取り入れられたことが、カタルーニャ独自の芸術を生み出したとされる。建築だけでなく、絵画ではラモン・カサスやパブロ・ピカソ。音楽の分野でもパブロ・カルザスなど多くの才能を開花させ、ジョアン・ミロやサルバドール・ダリといった20世紀の芸術家にも大きな影響を与えた。

 

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